Nikonユーザーでもある私が語るOLYMPUS OM-D E-M1の魅力
2015/09/08
一眼レフカメラを始めてからずっとNikon一筋だった僕が最近、OLYMPUSのミラーレス一眼を使い始めました。
ニコンは凄く魅力的なカメラで、写真の楽しさを教えてもらった師匠のような存在です。
今までニコン師匠と一緒に日本中、世界中の写真を撮りまくってきました。風景を撮るならばニコンさんに敵うカメラはないでしょう。これからもお世話になることと思います。
しかし僕はずっと前からオリンパスに凄く引かれるものがあり、溢れだす気持ちがとうとう制御不能になってしまったため、今回思い切ってオリンパス機購入に至りました。
購入したのはこちら、OM-D E-M1。現行のオリンパスミラーレスの中でも最上級のフラッグシップ機です。
今回の記事では、新カメラを買ったばかりで浮かれっぱなしな僕がオリンパスの魅力について存分に語りたいと思います。
圧倒的なデザイン性!持っていて楽しいカメラ!
他のメーカーでこんなにもスタイリッシュなデザインを僕は見たことがないです。ひとつのモノとしての完成度が高く、高級感ありまくりです。オリンパスさんのデザインセンスは頭ひとつ抜けています。
E-M1には見るからに男心をくすぐるメカっぽさがコンパクトにまとめられています。細部にも抜かりがなく、安っぽさが一切ありません。
しかもコンパクトながらもマグネシウム合金の屈強さが感じられて、見るからにタフで頑固な感じです。この暴れん坊を手懐けられるようになりたいものです。
持っているだけで嬉しい、眺めているだけで楽しいカメラです。もう所有欲が満たされまくりです。
PENシリーズも可愛らしいデザインで女子たちに評判いいし、OM-Dからもデザインへのこだわりがビンビン伝わってきますね。オリンパスさんの新しいモデルが発表されるたびにワクワクが止まりません。
個人的にデザインってすごい大事だと思うんですよね。自分が昔から形から入る性格だったからかもしれないですけど、自分好みのデザインってだけでモチベーションが上がります。
撮影を存分に楽しめ!操作性の良さが半端じゃない!
E-M1はコンパクトなんですけど、ダイヤルやボタンの数が割りと多いです。
コンデジなどの小さいカメラはボタンの数を削りすぎていて、直感的な操作ができないところがストレスだと思っていますが、E-M1は多機能かつボタンのカスタマイズ性が高いのでストレスを感じません。
グリップが大型で持ちやすく、ダイヤルの配置も絶妙なので楽しく撮影できると思います。
撮影時のAFが爆速で電子ビューファインダー(EVF)とディスプレイの切り替えもスムーズだし、液晶も綺麗。
ボディー内手ぶれ補正、タッチパネル、Wi-Fi機能など、あると便利な機能がほとんど搭載されているのもGOODです。
正直多機能すぎて僕の脳みそが追いついていない感もあるんですけど、勉強せねばなあ。
旅のお供に最適!旅行時にも苦にならない携帯性!
なんだかんだでコレですよ。一眼レフの最大の弱点が「重くてデカイ」ことですね。
旅行中に重くてデカイカメラを持って歩くのが何度イヤになったことか。いやそれでもいい写真を撮りたいから文句をブツブツ言いながらも持って行くんですけどね。やっぱりどんな高級コンデジよりも写りが全然違うし。
旅行に出かけるときって極力荷物を減らしたいと思うんですが、一眼ユーザーは御存知の通り、大きな一眼レフはかなりの荷物になります。
実際、僕も国内の小旅行へ行くときは一眼の大きさが苦になってコンデジを持つ頻度が増えてきていました。カメラ離れの前兆ですね。いかんいかん。
しかし!E-M1はフルサイズ機は勿論、大体のAPS-C機より軽く作られているので機動力が凄いんです。その大きな理由がセンサーサイズ。オリンパスではフルサイズ、APS-Cに次いで一回り小さいマイクロフォーサーズを採用しているのでここまでの軽量化、小型化が実現できるのです。
E-M1を買ったことで、「今日は一眼持っていくのやめようかな〜」と思うことが全くなくなりました。画質はさすがにフルサイズには及びませんが、APS-Cとは同等かそれ以上のものを発揮してくれます。ボディ内5軸手ぶれ補正のお陰で手ぶれ知らずだしね。
今ではいつでもどこでも連れていける、頼れる相棒になっています。
過酷な環境でもシャッターチャンスを逃さない!タフなカメラと一緒に冒険しよう!
最近では色んなカメラがタフさを謳っていますが、どうやらE-M1はずば抜けてタフなようです。
防塵、防滴性能や-10℃までの耐低温性能を兼ね備えているらしく、多くのカメラマンに絶賛されているとかいないとか。
僕はまだやったことありませんが、雨の中、傘も差さずにずぶ濡れになりながら撮影だってできるわけです(※やるのは自己責任でお願いします)。そんな雨が降っていることも忘れて撮影に夢中になれる被写体に出会ってみたいものです。
このカメラを持ってアフリカの砂漠とか冒険してみたいなあ〜とか思うんですけど、いつ実現できることやら・・・。
ちなみに僕が持っているオリンパスのレンズ、「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO」もE-M1との相性が良く、防塵防滴。Proシリーズのレンズはf2.8通しなので少々お高いですが、買って後悔しない、逆に買わなかったら後悔するぐらいの良いレンズだと思います。
撮影に遊びゴコロを!アートフィルターが楽しい!
オリンパス独自のアートフィルターってご存知ですか?
撮影タイプのダイヤル設定をアートフィルターにするだけで面白い写真が取れちゃうんだなこれが。
E-M1には14種類のアートフィルターがあって、ポップに撮ったり怪しい感じで撮ったりできるから面白いです。特に曇りでコンディションがイマイチだなーとか思ったらドラマチックトーンに設定して、上の写真みたいな怪しさ満点な絵にしちゃうこともできるんですよ。Lightroomとか使うよりもお手軽。
画質で勝負!テクニックで勝負!みたいなフルサイズ至上主義の人たちの中にはアートフィルターみたいなキャピキャピした機能が好きじゃない人もいるかもしれないけれど、たまには遊びゴコロをもって肩の力を抜いて撮影するのもいいんじゃないでしょうか!
僕はミーハー女子みたいな男子なのでこういうの大好きです。ニューヨークのカフェでトレンチコート着て新聞読みながらカフェラテ飲むのが夢です。
これぞフォーサーズ!4:3の画角でオリジナリティーを出そう!
ニコンやキャノンなどのカメラで撮った写真とオリンパスで撮った写真の違いのひとつに、アスペクト比があります。
一般的なカメラはアスペクト比が3:2なのに対してオリンパス機では4:3なんですねー。これは結構好き嫌いが別れると思うので購入する前に理解しておきましょう。
かく言う僕も昔はこの4:3に抵抗があって、面倒だから3:2に統一してほしいなーとか思っていました。でもこれがオリンパスの個性のひとつでもあることに気づき、だんだんと抵抗がなくなってむしろ「あれ?4:3のほうがいいんじゃね?」と思うようになってきました。実際、写真としてみた時に4:3のほうが綺麗にまとまっているというか、どこからともなく溢れ出る優しさや友情のようなものを感じます。あくまで個人的な見解ですが。
オリンパスユーザーとなった今、ひと目でオリンパスだとわかる写真が撮れるのは凄くいいことだなと思います。個性が大事。
ちなみにオリンパス機ではRAW撮影は4:3でしかできませんが、JPEG撮影なら3:2をはじめとする様々なアスペクト比での撮影が可能です。
青空を激写しよう!素晴らしきオリンパスブルー!
オリンパスといえば昔から青を綺麗に写してくれるカメラとして有名で、その圧倒的青からオリンパスブルーとまで呼ばれています。実は僕が最もオリンパスに惹かれた理由がこのオリンパスブルーなのです。
ビビット気味に設定して撮影してやると上の写真のような鮮やかな青を撮ることができます。この吸い込まれるような深い青に僕は魅了されてしまったんですねー。晴天時に青い空を撮影するのが本当に楽しいので、ついつい空メインの写真を撮ってしまいます。
ニコンのカメラでは風景の色を忠実に再現することはできますが、加工なしではオリンパスブルーのような個性的な色はなかなか出すことができませんでした。後で写真を見返した時に、「こんな感じだったかな?」と思うことが結構あります。実際はその通りなんでしょうけどね。
でも僕は写真には実際の記録よりも、自分の感じたイメージや記憶を写しておきたい。そう思うようになったのがE-M1を購入した大きな理由です。
まとめ
まだまだ語りきれてない素晴らしい部分があるし、自分自身E-M1の性能を最大限に引き出すことができていません。これからいろんな場所での撮影をすることでこいつがどんなカメラか深く理解していきたいと思っています。
新たな相棒になったE-M1と共にたくさんの思い出を撮って行きたいと思っています。